WORKS
HOUSE








































































田や畑が点在する日野川の近くの伝統的な街並みの中にある敷地。
シンメトリーのシンプルな寄棟形態の大屋根は、大らかな周辺環境と元々存在する母屋・蔵との調和を図っています。
居間・台所・食堂・スタディスペース・和室・2階ホールは、格子や可動間仕切りで繋ぐ連続した一体的空間。
南北方向と断面に抜ける通風と障子越しの自然光が混然一体となって、ヒノキ材で統一された空間に柔らかく散光し、淡く穏やかな広がりをもたらします。



































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築100年経過した古民家のリノベーション 。
柱と梁の剛性と土壁の弾性によって成り立っている古民家の特徴を活かすべく、主要構造を残してスケルトン状態にし、その迫力と時間の経過が織りなす味わい深さをあえて表現しました。
昔の和室の続き間と通り土間をワンフロアとして、中庭からの採光・通風、薪ストーブの暖気が最大限に家中を廻るプランニング。
古い素材に対峙すべく、樹齢100年の床の大山杉、淡路の砂を使った土壁、土間の墨モルタル掻き落とし、洋桜の木製建具を使い古材との調和と緊張を高めています。








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エリアを大きく3つに分けたゾーニングを雁行形状で配置し、各ゾーンに準じた場所に屋根をかけて機能と形態を一致させたフォルム。
軒高さを抑えた屋根下の“絞られた”外部空間を介することで内部空間への導入を自然と緩やかに切り替えつつ、中央に配置した居間空間の開放感が相対的に感じられる構成にしています。
庭に面した南面のプランは雁行型配置とすることで、アプローチ側からの屋根の重なりを魅せるとともに、室内は庭への眺望と対角線に伸びる視界の広がりを確保しています。
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スクエアなプランに6寸勾配の屋根をかけたシンメトリーのフォルム。
整然と配列した構造の力強さと幅大きめに割り付けた智頭杉の下見板を組み合わせました。
軒を低く抑えた5寸の屋根勾配に沿った室内空間は、パブリックとプライベートを仕切る最低限の間仕切り壁を設けた以外は突き抜けた大空間としています。
上部から落ちる採光と夏季の排熱効果に加えて、東西に風が抜けて室内に万遍なく気流が循環できるような計画にしています。
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国道に近接した敷地は音とプライバシーを障子によってコントロールしています。
内部は玄関ホール、サブホール、台所、居間、食堂、茶の間、2階フリースペースをシームレスに連続させつつ、高さ2,100に直交する水平梁によって空間の用途を緩やかに規定しています。
軒の出によりコントロールされた柔らかな自然光が、樹齢100年以上の大山ヒノキと砂漆喰壁に当たり光を散光させて、静穏な内部空間を造り出しています。

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旗竿状からなる敷地形状の細長いアプローチを抜けると、開かれたオープンスペースと軒高を抑えた緩勾配の方形屋根が視界に広がります。 正方形のプラン形状と、一直線の軒、おおらかでオープンな外構は、街並みに対して静穏なイメージを与えています。
プランのセンターを貫通するように配置されたホールは、サービスゾーンとプライベートゾーンを明確に分ける役割と共に、水平梁の上部が開放された天井形状を見渡せる、求心性を持たせた空間としています。
玄関アプロ―チからホール、居間にかけての床は島根県の来待石を採用。 凝灰質砂岩の軟質石材は、脱臭、空気浄化作用に優れ、視覚・触覚にも優しく、深い軒から入り込む柔らかな間接光が床に散光して、しっとりと静穏な空気感を造り出しています。





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穏やかな周辺環境に呼応するような緩勾配の伸びやかな屋根ラインが町並みに落ち着きを与えます。
南側に開かれた山並みの景観に対し、庭・中庭・内部空間がプライバシーを保ちつつ、緩やかに視界が広がる配置構成。
低く保った軒下を通る絞られたアプローチから玄関、サンルーム、居間に至るまで徐々に空間スケールと自然採光を開放し、ハイサイドライトが入り込むパブリックエリアで最大限の開放感をもたらしています。
茶室を設えた和室では廊下から内露地、待合を介する連続的な空間。障子で開放できるサンルームと縁側を介することでパブリックエリアとの明確なゾーニングと併せ、視界が繋がる一体的空間を両立させています。







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前庭、中庭、後庭と性質の異なる3つの大きな外部スペースを造り、外部空間と内部空間を有機的に連続させたプランニング。
天然スレートで葺いた屋根は軒を低く深く保ち、周囲の庭とのスケールと調和しながら軽快でダイナミックなフォルムを形成し、室内への熱負荷低減と柔らかい間接光をもたらします。
玄関から居間、食堂にかけては連続した一体的空間でありながら適度に囲まれた心地よさを図り、人が留まる場所に対して視界が外部の庭まで水平に伸びるように構成。
床に使用した青白く多孔質な福光石は遠赤外線・脱臭効果が高く、床に当たった自然光を散光させてゆったりとした空気感を漂わせ、表した柱や梁の力強さを際立たせています。







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城下町の名残を残す落ち着いた街区にあるこの敷地では、歩いてアプローチする流れの中で見える屋根の重なりや、低く保った軒の佇まい、見え隠れする庭の樹木の印象を重視しています。
コンパクトな敷地に対して最大限に広がりを持たせるように、矩形のプランに2つの庭を配置することで、庭(坪庭・中庭)と室内空間(玄関ホール・和室・居間)を連続させた一体的空間を造り出し、視界の広がり、採光・通風の確保、隣家とのプライバシーを緩衝しています。
プランの中心となる居間・台所・食堂の天井は、2階の床梁や小屋の登り梁を表し、力強くリズミカルな連続性を空間にもたらしています。




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軒の低い落ち着いた東側ファサードの表情に対して、片流れ屋根のような構造梁を表した力強い南道路側の表情。
車庫と母屋を一体の軒下に入れることで、広い間口を活かした軽快かつ伸びのある屋根ラインを形成しています。
居間・食堂を挟むように庭を配置することで、採光・通風、かつ外部に視界が抜けるよう、落ち着いたプライベートスペースになるよう意図しています。
フリースペースを家の中心に配することで、家事ゾーンとの明確な分離、および空間の一体化・連続性の確保、家中に自然通風が廻るようなプランニングを心がけました。




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漆喰壁、ヒノキ格子戸、三州いぶし瓦が織りなす軽快で清廉なファサード。
しっとりとした漆喰の壁面に柿渋塗りを施した赤褐色の格子戸が繊細に浮かび上がります。
ファサードに対して重心を抑えた低く深い軒先は、建物に安定感と奥行き感を与えます。
内部の化粧梁・造作・仕上げ木材はすべて智頭産のヒノキ材。
2階のパブリックスペース(居間・食堂)は壁面と同調した造り付け家具をシンプルに納め、リズミカルな屋根構造梁を意匠的に表すことで構造梁ラインをより際立たせています。




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シンプルな片流れ屋根の中に、変化に富んだ空間構成と豊かな自然環境を内包したフォルム。
中庭とスキップフロアによって、視界の抜けと空間の流動性、適度なスケール感を演出しています。
智頭産ヒノキ材のリズミカルな構造躯体の配列は、障子を介した淡い自然光とのコントラストを生み出し、凛とした表情を空間に与えます。




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北側に望む山々と田園風景に囲まれた自然豊かな景観と同調するように、シンプルな片流れの大屋根を形成。
深く跳ね出した軒下には、駐車場、デッキテラスを配することで、外部~内部空間を緩やかに繋ぐと同時に、室内の熱負荷低減による省エネルギー化を図っています。
コンクリート打ち放しの高基礎は、地盤からの湿気防止とデッキテラスから望める田園風景の眺望を確保。
自然通風と薪ストーブの柔らかな暖気が、引き込み障子と吹き抜けによって、家中まんべんなく循環するような平面・断面構成にしています。












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桜並木の土手と背景の山に挟まれた自然豊かな敷地。
細長形状の敷地に対して、軽快な緩勾配の屋根を伸びるように、且つ重ねることで、奥行きあるプランニングと軽快感をイメージしました。
桜並木の景観と繋がるように、かつ家中に自然採光と通風が万遍なく廻るように、中庭を配置しています。
木製建具の引込み戸を開くことで内部と外部空間が一体となるような、生活に四季の移ろいを感じられる住環境を図っています。




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屋根の高さを抑え、落ち着きを持たせた一直線の軒先と大屋根の構成。
三州いぶし瓦と漆喰壁のコントラストが、緩勾配の屋根ラインを際立たせています。
2世帯住宅のプランニングは居間を中心に配置し、親世帯と子世帯をゾーニング。
各ゾーンの境界に前庭、2つの中庭、坪庭を配することで、明快なゾーニング、外部と内部の繋がり、視界の抜けを確保しています。
シンプルな形態の中に、変化に富んだ自然光と自然通風が家中を抜けるよう計画しています。



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袋小路の奥まった旗竿形状形している特徴的な敷地。
隣家に囲まれた外周部に対してはクローズに、家の中心に設けた中庭に対してはオープンなプランニングとすることでプライバシーと自然採光・通風を確保しています。
屋根と外壁が一体化したシンプルな形状は、ガルバリューム鋼板横葺きで統一。
駐車場・中庭・テラスの内壁面には智頭杉板の柿渋塗りを施すことで、外部と内部を自然と優しく結び付ける“中間領域”としての機能を視覚的に表現しています。
智頭杉材で統一した室内は中庭を中心とした玄関・ホール・居間・食堂・台所と連続性のある空間。
中庭面からの大きな開口による、柔らかな自然光に包まれた室内空間を確保しています。








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平面・断面による非対称な構成と、それによってできた”間”を採光、風、植栽などの自然条件を室内空間に招き入れる要素としています。
力強く素朴な焼杉板の外壁は受け取る自然光の強さによって様々な表情に変容。
中庭を介して室内空間に入る午前中の柔らかい陽光は直接光を、午後の強い日射しは反射光をもちいて常に静穏な室内空間が保たれるよう、配慮しています。










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米子駅裏の住宅街にありながら、加茂川や目久美神社の景観が望める敷地。近隣へのプライバシーを守りつつ、豊かな景観を望む視界の広がりを注意深く探りました。
立方体に近い構造フレームに、軒を1.5m張り出した方形屋根との組み合わせ。外壁に焼杉板と押え縁を用いることで、シンプルな矩形にリズミカルで力強いテクスチャーを与えています。
外部のアプローチとテラス、内部の玄関、土間スペース、食堂へと続く床は、色ムラのある赤褐色の焼過ぎレンガで統一。
外部から内部への繋がり、平面・断面と連続した一続きの空間を保ちつつ、レベル差や素材の違いで空間に変化をもたらせています。



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山林を造成した住宅団地の敷地周囲は自然あふれる景観に恵まれています。山側の景観に対して開放し、低く落ち着きを与える屋根と、力強い大屋根を調和させています。外壁の本漆喰壁とのコントラストが軽快な表情を与え、街並に溶け込んでいきます。
LDK、和室、書斎は連動したひとつの空間となる構成。平面や断面をずらすことで、家中に風が流れ、自然光を取り入れると同時にそれぞれのプライバシーや繋がりを適度に保っています。
珪藻土、智頭の杉床材を使用した室内は調湿機能があり、清涼な空気感を常に保ちます。







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敷地南側一帯に広がる田園風景を生活空間に取り込んだプランニング。深い軒を介して差し込んでくる柔らかい陽光とのどかな田園風景が、ゆっくりとした時間の流れと四季の移ろいを生活にもたらしてくれます。しっとりとした漆喰壁と、にぶい光沢を放つ三州いぶし瓦のコントラストは、重心の低い一直線の軒先をより際立たせます。無垢フロア材、珪藻土の壁、天井の杉板材を多用した室内の素材は、経年によってより味わい深く、より優しく人に馴染んでいきます。







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閑静な住宅地の一郭に差し込んだ白い漆喰の量感。自然光を受ける壁は見る季節や時間によって力強く、時に滑らかに表情を変化させます。
ギャラリーを併設した玄関アプローチの先には中庭があり、それを取り囲むように居住空間を配置しています。
中庭から降り注ぐ自然光が漆喰壁に反射してやわらかく室内に入り込み、静穏な時間を日常にもたらしてくれ







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力強いコンクリートと繊細な白い塗り壁を調和させたシンプルな外観。
内部はそれぞれの空間に適したボリュームと、入り込む【光の質】に重点を置いています。
硬質なコンクリート打ち放しのテクスチャーから木造の柔らかい質感の間に庭を設けて、対比を鮮明にしています。
漆喰壁にあたる自然光が陰影と奥行きを与え、しっとりとした空気感が、静穏な空間へを造り出します。





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OTHER








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走り回れるほど広い廊下と木製建具、土舗装のテラス、芝の中庭、小川の設えは視覚・聴覚・手触りを介して子供の創造力と探求心を育みます。
鉄道の高架や共同住宅、幹線道路に囲まれた周辺環境に対して外周壁面は極力開口部を設けず、コの字型プランの中心に広大な中庭を設けて外部との広がりを求め、内外一体的に利用できる“回遊性”を持たせた計画 としました。 木造トラスによる室内は、ハイサイドライトを設けて柔らかな自然光を取り込むと同時に、木構造の迫力を伝えます。中庭からの熱環境を和らげるため軒を深く出し、井戸水を利用して夏場の屋根散水や冬季の融雪に利用することで、人体への負荷とランニングコストの低減、災害時のライフライン確保も図っています。































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